ご予約はこちら TEL/FAX 03-5256-5565

更年期とは閉経を迎える前後5年の10年間を指しています。一般的には45~55歳前後と言われていますが、閉経の時期は人それぞれ。早い方だと40代前半に閉経することもあるので、30代後半からさまざまな身体の変化や症状を感じ始める方もいます。
では、更年期には身体の中でどのようなことが起こっているのでしょうか。女性の身体は40代半ばを過ぎると卵巣の機能が低下し、エストロゲンという、卵巣から分泌される女性ホルモンが急激に減少していきます。この急激なホルモンの変化に身体がついていけず、心身ともにさまざまな不調が現れて来るのです。
【更年期のサイン】
更年期はある日突然やってくるわけではありません。身体は少しずつサインを出していきますが、まず最初のサインは生理の変化として現れます。
それまで順調だった生理が早まったり、1~2周期とんでしまったりと、周期が乱れてくることがあります。また、周期は順調でも経血量が減ったり、反対にすごく多い周期があったりと、不安定になったりします。
このような生理の変化はホルモンが乱れ始めているサインです。卵巣機能が低下し、そろそろ閉経に向かい始めていると考えられ、この頃から少しずつ身体に変化が現れてきます。
更年期の鍼灸治療
更年期の症状はいろいろ。人によって現れる症状はさまざまです。また症状の程度もちょっと気になるくらいの軽いものから、日常生活に支障をきたすくらい重いものまでいろいろです。
更年期の主な症状
・自律神経系の症状
頭痛、めまい、耳鳴り、不眠、不安、抑うつ感、倦怠感など
・循環器系の症状
のぼせ、ほてり、ホットフラッシュ、動悸、手足の冷えなど
・消化器系の症状
食欲不振、胃もたれ、便秘、下痢、腹部膨満感など
・運動器系の症状
肩こり、腰痛、関節痛、首の痛み、手のこわばり、
手足のしびれなど


更年期はホルモンバランスがダイナミックに変化する、女性にとってとても重要な時期です。
そして大切なことは、「更年期」というのは、人生の一つの「通過点」だということ。
更年期独特の不調や症状に目が行きがちですが、この数年間を上手に乗り切ることが、その先の50代、60代、70代、80代というまだまだ何十年も続く人生を、元気に楽しく過ごすことができるかどうかの大きなポイントとなるのです。
あまり良いイメージのない「更年期」ですが、女性なら避けては通れないこの時期を楽しく上手に乗り越えて、生き生きと元気な人生を送れるよう、鍼灸治療でサポートしていきます。